先週の終わり、子ども達から「先生!クワガタが動かない!!!」と慌てたような声が聞こえてきました。
見に行くと、いつもは元気に歩き回っているクワガタくんですが、確かに大アゴをぎゅっと閉じて動かない姿がありました。
幼虫から大切に育てていた、オスのノコギリクワガタの命が終わってしまいました。
年中の女の子は、むしチームではないのですが「寂しいね」と気持ちを話してくれました。また、あるむしチームの男の子は、絵を描いて持ってきてくれました。「どうして描いたの?」と尋ねてみると、「死んじゃったからさ」と一言。子ども達の心の中は、様々でした。
「もう1匹は生きているかな?」メスのクワガタを調べてみると、土の中でまだ生きていたので一安心。もう少し、虫とふれあう時間を楽しめそうです。
その日の昼食後に、むしチームの緊急会議を開きました!
①クワガタくんが死んでしまったのでどうするか?
②冬の活動をどうするか?
まず、クワガタくんは、土に埋めることにしました。
週が明け、集まった子ども達と園庭へ
育てていた虫たちが眠っているところに、クワガタくんも一緒に埋めることになり、まずは年長の皆さんがスコップで土を掘り起こします。
年中の皆さんは、あたたかく眠れるように落ち葉と、「お花もあったらいいね!」と園庭に咲いていた黄色い花を摘んできてくれました。
最後のお別れをし、土の中に埋めました。
子ども達が、大切に思い、大切に育ててくれたことを嬉しく思います。
小さな命が子ども達の学びに繋がっていることを、改めて感じました。
さて、冬の活動に向けては「まだ、お世話する虫が生きているから続けたい!」という意見と、「来年、虫が出てくるまで一回お休みにする!」という意見に分かれたので、子ども達にどちらにするかを決めてもらいました。
春から続けてきた『むしチーム』ですが、第1章はこれにておしまいです😊
また、子ども達との素敵なエピソードがありましたらお伝えします♪