あづま幼稚園の近くには新川があります。先週末は豪雨により園舎が浸水の可能性があるという水害を想定した避難訓練を行ないました。
園内のホールや部屋で遊んでいる時、緊急放送が流れました。
「近くの川の水が氾濫し、幼稚園が浸水する可能性があります。全員2階の部屋へ避難してください」
今まで実施している避難訓練ではホールや園庭への避難を行うことが多いのですが、今回は建物の高い所へ避難です。先生方も避難訓練があることは知っていましたが、どんな避難訓練なのか詳細を知らない状況です。放送の指示を聞いて直ちに2階への避難し、子どもたちの安全を確保します。先生方は子どもたちが安全にかつ速やかに避難できるように声を掛けて誘導します。
1階では見回り担当の職員が残っている人はいないか、全員が避難したかを確認し、階段も確認しながら2階へ避難します。全員が避難した2階ではクラスが入り混じった状況で部屋に集まり、子どもたちが不安になったり、動揺しないように先生たちが見守ります。
そして、クラス毎に移動してクラスの子どもたちの安全を確認し本部へ報告します。
いつもとは違う状況、違う場所への避難で少し戸惑う子どももいましたが、全員安全に避難することができました。最後に今回の避難訓練のこと、避難の時の大切な約束「お・は・し・も」についてのお話を聞きました。
今回の避難訓練を無事終えて、みんなで遊んだ後のお片付けをしました。
避難訓練が終わって改めて災害の紙芝居を見たり、廊下に掲示したポスターを確認しました。「今日のお水もう大丈夫？」と尋ねてくる子もいて、子どもたちなりに真剣に考えてくれたことがわかりました。
これからも日々の生活からの見直し等も積み重ね、様々な『もしもの時』に子どもたちの安全を第一に避難ができるよう職員一同で努めていきます。